わたし、真田(中1)は郭英士くんのことが大好きです!!
わたしと英士くんが出会ったのは今から数年前のこと。
お兄ちゃんがクラブユースに入ったときに初めて会ったの。
お兄ちゃんは人見知りが激しいから『わたしがしっかりせねば!』
って声をかけたのが英士くんなんだ!そのときに一目惚れしたの!
昔話はこのくらいにしといて、
「一馬兄、今日も練習見に行っていい?」
「えっ、また来るのか?」
「うん!行くにきまってんじゃん!」
こうやっていつも英士くんに会いに行ってるのです。
おぉ、練習しているねぇ。1時間の電車での移動を終えて
やっと練習場所につきましたよ!英士くんはどこにい…
がばっっ
「ちゃんやっほ〜☆」
「ゆ、結人くん!」
び、びっくりしたぁ〜。
だっていきなり結人くんが抱きついてきたんだもん////
「久しぶりだね。ちゃん。」
「えっ英士くんもvvv」
きゃーvv英士くんとお喋りしちゃったvv
うれしいよぉ〜vv
「ねぇ、ちゃん今日はどうしたの?」
「えっ…。」
「だってさぁ〜、いつもU−14の練習には来てたけど選抜の方には来たことなかったじゃん?」
「うっ…、うん…。」
それは英士くんに会いたかったからなんて言えないよぉ〜!!
「ねぇ〜、なんでな…」
「若菜〜なにしてんの〜!!」
「よっ!藤代!!」
よかった〜、訊かれないで。
え〜っと藤代さんだっけ?に感謝、感謝!
あとほかに『本当に中学生かよ!』って人と、すごく小さい人と、あと、女の子!
あれ?でも東京選抜って…
「女の子って入れませんよねぇ〜?」
……………。
「えっ、わたしなんか悪い事でも…」
「お前さぁ〜なに言ってんの。どうせ俺が女だとでも言いたいんだろうけど、生憎オレは女じゃないんでね。それよりさぁお前こそなんなの?いきなり初対面でこんなこと言って印象最悪だよ。名乗りもしないでさぁ〜。」
「…わたしは真田一馬の妹で真田です…。」
「へぇ〜、あんた真田の妹なんだ。だいたいあんた〜」
「ストップ。そのへんにしといてやったらどうだ、なっ?椎名。」
「ちっ、わかったよ…。」
「そういえばまだ名乗ってなかったな。俺の名前は渋沢克朗だ。
よろしく。え〜っとさん?あとこっちの…」
「あっ!僕、風祭将っていいます。」
は〜よかった〜。さっきの椎名さんの喋り方こわかったよぉ〜。
名前をつけるならマシンガントークってかんじだね。
「ねぇ〜ちゃん。」
「はい?」
「今日練習終わったあとヒマ?どっか遊びに行かない?」
「おっおい!藤代!今日あっていきなり遊びにいかないって///////」
「うわ〜、ヘタレかじゅま〜。ナンパくらいで照れてるよ!」
「なっなんだよ〜、ヘタレ言うな!!」
お兄ちゃん…。
家だけでなく外でもへたれなのね…。
う〜ん!練習中の英士君もかっこよい〜vv
英士君最高!!
さすがわたしが惚れただけのことはある!!
そんなこんなで練習は終了。
もっとかっこいー英士くん見ていたかったのに…
タッタッタッタッタッタ
ガバッッ!
なっ何??
だっ誰??
振り向くとそこには…。
「ふっ藤代さん??」
「やっほ〜☆練習終わったよvv一緒に遊ぼうよぉ〜。」
「えっ…そのぉ〜。」
「藤代、その辺にしといたら??ちゃんも困ってるし。
一馬も泣きそうだしね。」
英士くんだよvvかっこいいなvvさすがわたしの惚れた人///
きゃーvvわたしなに考えてるんだろ///恥ずかしい///
「え〜、いいじゃん!なっ??いいだろぉ〜?」
「だぁ〜め。よくないの。」
「なんで〜??別に郭のちゃんじゃないんだから!」
なっ何を言ってるの?藤代さん!!
そんなこと英士くんに言わないでくださいよ!!
「今はオレのちゃんではないけど、将来は俺のものに
なるんだから。手を出しちゃだめだよ??」
……………………。
はぃ??英士くん何言ってるんですか??
わたしが英士くんの??
………。いやぁvv本気ですかっっっ??!
「えっ英士…。それ本気か?オレお前と兄弟になりたくない…。」
「ん??なんか言った?一馬??」
「ずりぃよ!!俺だって「結人??」
「「…………。」」
なんか勝手に話が進んでるような…。
「っで?ちゃん?僕と付き合ってもらえませんか??」
その返事はもちろん…
「はいっ!!喜んでvv」
こうしてわたしと英士くんは彼氏彼女になることができましたvv
+++おまけ+++
一「ずっと英士のこと好きだったのかなぁ?」
結「あれ??気付かなかった??さすがへたれ!!」
一「へっへたれって言うな!!」
結「お前本当に気付いたなかったのか…」
一「ってことは…は英士に会いたいからサッカー見に来てたのか??」
結「そうだと思うよ。一馬。」
一「オレ…利用されてたのか??」
結「うんっ!!(にこっ)」