俺はなんでこんな女を好きになってしまったんだろうか。
今更後悔したところでもう君に溺れて這い上がる事も出来ないけれど。
「。」
「あぁ、田島君、今日もかっこいいわ〜。あの笑顔が素敵!!田島君と、あんな事やこんな事が出来たら…。きゃ〜〜vvどうしよ、幸せすぎるvv」
朝練が終わって教室に行くと1番最初に目につくのはもちろんこいつ。
やっぱり惚れているからだろうか。
どこに行っても1番最初に探してしまう。
でもこいつは俺と一緒に教室に入ってきた田島の事が好きで、今も浜田の所に居る田島に見惚れてる。
なんか、すげぇ腹立つ。
「おい、妄想女。聞いてんのかよ!!」
「何よ、泉。私の前に立たないでよ。田島君が見えなくなっちゃったじゃない。」
「妄想女がこれ以上危ない事やって警察に捕まんないようにしてやってるんだろ?」
なんで俺の口はこんな事を言ってるんだろうな。
素直に田島なんて見るな。
俺の事を見ろよって言えたらどんなにいいか。
「はぁ?喧嘩売ってるの?」
「何言ってるんだよ。感謝されども喧嘩売られる筋合いなんてないだろ?それに、人間って本当の事言われると傷つくんだぜ?」
「だいたいどこが妄想女だって言うのよ。こんなに純粋な乙女どこを探したっていないわよ。」
「言ってろ、バカ。田島と〜とか言ってるところに決まってるだろ。」
「大丈夫、もうちょっとで現実になるんだから妄想ではないのよ!」
「はぁ?…もう末期だな。いや?ここまで極めればある意味才能なのか?」
「あんたって本当に失礼な人よね…。」
「だいたいさ、田島のどこがいいんだよ。」
「何々?!俺がど〜したの?」
「「?!!」」
なんてタイミングの悪い男なんだ。
まぁ、こいつに空気よめって方が難しいんだけどな。
「ねぇ、ねぇ、だから俺がどうかしたの?」
「いや、ねぇ?」
「あぁ、なぁ?」
「なんだよ〜、教えてくれないのかよ。」
そう言って田島がむくれるとは何かを決心したかのように口を開いた。
「あのね、田島君かっこいいよねって話してたの!!」
「そか、ありがとな!でも。泉の前でそんな事言っていいのかよ。誤解されちゃうぜ〜?」
なんて問題発言を残して去っていった。
何?これは、期待しちゃってもいいわけ?
そう思っての方を向くと顔を真っ赤にして口をパクパクさせていた。
「なに?さっきの田島が言ってた意味って?」
「え、あ、な、何?あ、ありがとうって?」
そうやって必死にごまかそうとしている彼女がまた可愛くて
「いや、最後の誤解されちゃうぜ〜?のあたりとか?」
なんて言っていじめてやりたくなった。
やぱっり俺って性格歪んでるな。
そうすると彼女か勢いよく席を立ち俺に背を向けながら叫んだ。
「もう、しらない!泉なんて大嫌いだ!!」
そんなこと言われたって今はちっとも傷つかないけどな。
ってかさん。
もしかしなくてもデレツンですか?
あと少しこの関係で彼女をいじめているのも楽しいかもしれないかんて思った今日この頃。
…なんで田島がの気持ちを知っていたのかわかるのはもう少し後の話。
+++あとがき+++
最後まで作品を読んで頂きありがとうございます!
泉君好きなのに〜〜TTまったく書けません;;
愛だけではカバーできませんでした↓↓
いつか泉君をかっこよく書きたい!!
ぜひともリベンジしたいと思います♪
…どうでもいいですが、管理人もデレツンです。
誰かなんとかしてください〜〜!
それでは、失礼しました〜。
2008/3/17